昨日朝、なかなか食べないごはんをたべさせようとしている途中、地震が起き、その後こうたろうの力がみるみるよわってきて、家内に抱えられながらこうたろうが息をひきとりました。
最初我が家に来たのが9月11日、月曜日。それから8ヶ月と少し。最初に見つけたのは川の中で溺れているところ。これが9月9日の土曜日。あのままほうっておいたらこうたろうの寿命は9月9日で終わっていました。
11日の月曜日、土手の下でうずくまっているこうたろうを見つけ、思わず自宅まで連れてきて水をやり餌をやり世話をしました。あの時、うずくまっていたままのこうたろうを置き去りにしていたら彼の寿命は9月11日で終わっていました。
元の飼い主は、おそらくもう寿命が来たと思っていたのでしょう。でも、こうたろうは昨日の朝まで生き抜くことができました。
・耳が聞こえていない
・後ろ足を引きずりながら歩く
・目が見えにくい
こんな状態のこうたろうを手放してしまった飼い主に怒りが沸きます。
こうたろうは、私の家にいたことを理解していたでしょうか。
こうたろうは、家内の世話を気に入っていたでしょうか。
こうたろうは、私の臭いをかぎ分けることができたでしょうか。
こうたろうは、この家で幸せだったでしょうか。
足の1本は折れ曲がり、三本は硬直していました。皮膚炎がひどく体中のあちこちが膿んできて痛そうでした。ときどき夜中に大きな声で「わぉん!」と叫びました。脳の麻痺から体が海老反りになってしまいました。5mほどの崖から落ちました。傍目で見ていてもつらい闘病生活でした。はたしてこうたろうはしあわせだったのでしょうか。
すべてわかりません。
ただ、こうたろうは、家内の腕の中で、私たち二人に「こうたろう!」と呼ばれながら亡くなりました。
こうたろうが幸せのために引き寄せた縁であったと私は思います。御愁傷さまでした。
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